六月の京都。
修学旅行生と着物姿の外国人観光客に圧倒させられました。
でも、大原はひっそりとしていて、
新緑が美しく静かにお参りできました。
京都三千院は天台宗、
本尊は薬師如来ですが、
往生極楽院には国宝の阿弥陀三尊佛がいらっしゃいます。
お堂に比べて大きな仏様を収める工夫として
天井が船底型に折り上がっています。
中尊の阿弥陀様は、
浄楽寺の仏様と同じく来迎印を結んでいらっしゃいます。
私たちを極楽浄土へとお導き下さるお姿です。
観音・勢至菩薩さまは、
共に少し前屈し膝まづく「大和座り」で慈悲に満ちたお姿です。
今にも私たちに一歩踏み出してくださるように思われ、
思わず手を合わせました。
最後に、六月十三日は先代浄信上人の十三回忌でしたので、
総本山の知恩院に写経を納め、
往生極楽院には追善のご回向をお願いしてきました。
南無阿弥陀仏