「坊主あたま」といわれるように、 お坊さんは頭を剃ることが常識のようになっているね。
でも、出家僧はどうして髪の毛を剃るようになったのか。
髪やヒゲを落とさなければお坊さんにはなれないのだろうか。
あまり深く考える人はいないかもしれないね。
それではそれではお答えするね。
仏教の創始者であるお釈迦さまは、 お城を出て出家するときに 「過去の諸仏無上菩提(むじょうぼだい)を成就せんためのゆえに飾りを棄て、鬚髪(じゅはつ)を剃り、即ち発願(ほつがん)していわく『いま落鬚(らくしゅ)のゆえに、願わくは一切衆生とともに煩悩及び習障を徐断せん』」
と人々と共に苦から脱することを従者に誓って髪をそり落としたんだ。
ここから、それまでの生活を捨てて仏門に入り、 心身ともに清らかになって人を救う決意として、 髪が剃られるようになった。
でも、最近では、坊主頭ではない僧侶も多く見受けられるね。
浄土真宗では形式的な剃髪よりも「心の純真性」を重んじるため、 入門後でも頭を丸める必要は問われないそうだよ。
また、現代では兼職している人も多く、 社会の中に適合するために剃髪しない人も増えている。
「髪の毛は勝手に伸びる」から煩悩の象徴だと教わってきた私には やはり剃髪するのがしっくりも来る。
剃髪しても煩悩がなくならないのも事実ではあるが…
でも、イメージの上では坊主頭は僧侶のしるしだよね。
合掌
#心身ともにきよらかに
#坊主頭は坊主のしるし #煩悩をおさえよう