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執筆者の写真副住職

普段何気なく使っているけどこれはもともと仏教用語「大丈夫」の本当の意味とは?


日本語は他国に比べても、ワードが非常に多いです。

日本人として正しく本来の言葉の意味を理解して言葉を使いたいものです。

そんな本日は「大丈夫」ということばについて。

「だいじょうぶ」という言葉には、非常に頼りがいのあるつよさあたたかさ情深い友情のようなものが感じられる。


「だいじょうぶ」は現在では「あぶなげない」ことや、「間違いがない状態」「問題がない状態」という意味でよく使われていて、一日一回以上は使うような常用の日本語となっている。


また、「大丈夫」は時として、必要・不要の意思表示にも使われている。


「もう一ついかがですか?」「大丈夫です。」これは「私は問題の無い状態なので遠慮いたします。」ということ。


丈夫(じょうふ、じょうぶ、ますらお)は、一人前の男子のことであり、転じて健康なさまやしっかりしていて壊れないさまをさす。


そこに「大」が付き、さらに物事が優れている様子を表現している。


ここから、仏教では「偉大な人」「立派な人」という意味で菩薩を「大丈夫」と呼ぶようになったのである。


どんな人でも分け隔てなく救ってくださる菩薩なので、現在のような使われ方が起こったのかもしれない。由来を知るとありがたい言葉に聞こえてくる。


合掌


#大丈夫

#とても良い状態

#本当の大丈夫になろう


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